債券市場と金利の関係

どうもぬぅです😊

最近の相場、トレードしにくく困ってます。

今日債券について少し書いてみようかと。自分も経済の勉強して一番ネックだったので、なるべくわかりやすく書いてみようと思う。

株やFXは、勉強して聞きなれればすっと頭に入ってくると思うが、債券と聞いて苦手意識を持っている人は多いと思う😑そもそも関係ないと思っている人が大半で、投資始めたころは多くの人がそう思っているのではないかと思う。しかしながらこの道を進めば進むほど債券については知っておかないといけない。

まず何よりも見てもらいたいのが市場規模だ。

以下は三井住友トラスト・アセットマネジメントさんから情報を引用してる。

上記は2017年のデータなので今は少し違っていると思うが、ここで見てもらいたいのは上記に書いた市場の規模感🤔

我々が普段取引している株が、債券に比べて如何に小さいかがわかると思う。

債券を取引しているのは個人ではなく、もっと大きく資産を動かせる機関、銀行だったりする。もちろん動かす金額も桁違いになってくるし、最近はETFなどで購入できるようにはなっているがほとんどの人が直接的には債券を触らずに終わっていくと思う。個人向け国債などあるが、結局は銀行、証券会社が間に入っているのでそこには手数料なども存在し、国からの買い付けは金融機関が行っていることになる。

債券にもいろいろと種類があって代表的なのが国債であったり、会社が出す社債、債券デリバティブなどあるが、そもそも債券とは何かが引っかかるところ😅

債券=借金

細かく説明すると違うという意見もあるのかなと思うが、ここではシンプルに上記の様に書いてみた。

わかりやすく社債をで説明してみるが、会社が株式市場以外で資金の調達をする際に銀行貸し付けと、社債発行というもがある。仕組みは以下の様なイメージだ。

図を見ても分かるように、基本的にはお金を借りて、借りた分は利息を付けて返すというもの。国債は国がお金を借りるというもので、10年債というものは10年間利息を払い10年に元本を返すという流れになる。細かく言うとクーポンなどの用語も出てくるが、分かりにくくなるので割愛する。

それでもう少し踏み込むが、利息の部分が重要となって来て、また債券価格というものも変動する。

ちょっとシンプルに上記の事を説明してみる。

A、B、Cという債券があったとして、みんながA債券を欲しがるとB債券、C債券は価値が低くなる。逆にA債券は価値が上がる分利息が減っていくが、BとCの債券は利息が上がっていき利息が上がることによって価値が上がってくることになる。A債権の利息よりB債券、C債券の利息が大きくなると、A債券を保有していた人はA債権を売却して、B債券、C債券に資金をシフトする。

なるべくシンプルに書いたつもりなので、何度か読んでもらうと分かると思うが、売買があるということは価格が変動し、価格変動があるということは利息に影響してくるということを言いたい。

それでは少し本題になってくるが金融市場で最も重要視されているのが米国債の10年利回りだ🙄

米国はもちろんかなりの債券を発行しているのだが、それはFRBのバランスシートというもので見ることができる。内容については今回の筋からそれてしまうので、是非とも個人でもしらべてほしいのだが、大国、覇権国のアメリカの債券の売り買いがどれだけ金融市場に影響があるのか想像つくだろうか?

上記にも書いたように債券市場の規模は株式市場よりも大きく、その資金が動くことによって株式市場の動向が変わってくることになる。

最近の市場でも動向が気にされていたテーパリングもこの債券市場と密接にかかわってくる。以下はBloombregのNEWSだが、タイトルの通りだ。

米テーパリング観測で駆け込み需要-新興国の債券発行活発化

債券市場の動向を知るために重要なのが上記にも書いている

米10年国債利回り

となる。以下に10年利回りと市場の関係を簡単に書いてみる。

・金利が上がっていく局面では債券が売られていることになる。金利が下がっている局面では債券が買われていることになる。

・金利が上昇して高くなれば金融市場の資金は債券に流れる。

・株式市場が活発であれば債券は売られ、株式市場に資金が流れ込むことにあよって金利は上がってくる。

・世界が不安定な時は安全資産となる債券が買われて、金利が下がり、株式市場は下がってくる。

金融市場は金利の上下によってサイクルしていくことになり、以下の図がわかりやすかったので紹介させてもらう。

元の記事はこちらから<楽天証券トウシル 感染爆発が先か、ワクチン供給が先か?長期投資で勝つための「景気1サイクル投資」>

上記は今年初めの記事なので今がどの段階なんかは市場のこれまでの動きを見て是非検証してほしい。非常にわかりやすくその動きになっていると個人的には思う。

では今回この内容を取り上げたきっかけとなったNEWSをもう一つ

米国の債券上限引き上げのNEWSだが皆さん見ているだろうか?

以下はロイターの記事になる。記事はこちら<パウエル議長、債務上限引き上げを呼び掛け FRBは経済守りきれず>

内容は1年間に借金できる上限を一時的になくすかどうかの議論である。

もちろんこれは国債の発行となってくるのだが、そうなると市場はまた一波乱あることになる。そして米国だけの問題ではなく、その発行された債権は誰かが買わないといけない。今その役割を担うのは流れ的に日本でしょう。なぜなら今米国の債券を一番多く保有しているのが日本であって隣国の中国ではない。数年前まで中国が米国債の保有率1位だったが、政治情勢の影響でそれもなくなり今更米国債を買うようなことはないだろう。このことはもし話が進めば円安ドル高になるのかなと思うが、色々とシナリオを立てておく必要があるのは確かだ。

上位10か国の米国債保有額は下記の通り。

国、米国債保有額、前月比(単位、10億ドル)

日本(Japan)、1276.7、+36.4

中国(China, Mainland)、 1096.1、-4.3

英国(United Kingdom) 、431.8、-11.4

アイルランド(Ireland) 、307.0 -2.8

ルクセンブルク(Luxembourg) 291.0 +8.2

スイス(Switzerland)、261.0、+6.2

ブラジル(Brazil)、255.3、-0.2

ベルギー(Belgium)、234.8、-1.0

台湾(Taiwan)、234.0、+2.5

ケイマン諸島(Cayman Islands )、226.0、10.8

債券市場を勉強するのにおすすめの本は以下!とても分かりやすい!

債券の基本とカラクリはよ~くわかる本

ではでは

ぬぅさん

nuuinvestor.com

ライブドアショックでやられて投資をやめていたが、2020年より再度もう勉強の末に投資家として復活!今は米株オプションを中心に、米株、FXをやってます!

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