学びの雑談 ゾーン⑪ 最終章

どうもぬぅです

とうとう来ました最終章
ゾーン第11章

トレーダー的思考法
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これまでのおさらい
第1章ではトレードに適した姿勢と信念の習得の話があった。
第2章ではマーケットに向き合うために自分の行動を支配する必要性の話があった。
第3章では成功に必要な勝つための姿勢の第一歩、責任を取る意味の話があった。
第4章では一貫した勝つ姿勢を身に着けるためにリスクを本当に理解する心得の話があった。
第5章では認識の力学という分け隔てなく市場を見るための心得の話があった。
第6章では何事も起こりうるというマーケットの観点での柔軟な姿勢の話があった。
第7章では確率を理解し一貫性を構築するための心構え根本的真実5つの要素の話があった。
第8章では根本的真実5つの要素を踏まえた信念というものとの向き合い方の話があった。
第9章では信念の性質は記憶の蓄積から生まれる言語概念のエネルギーだと話があった。
第10章では信念が及ぼす影響をどのように非活性化しトレードするかの話があった。

第11章はブログを書くのに時間を要してしまった
実はこれまで上記の様におさらいの項目を、一文でまとめることを意識して自分の中で整理をしてきた。本や映画、ドラマ、どれも同じなのだがそれがどんなものだったかを一言または一文で表すことは自分は重要だと思っているからだ
全体を理解し、そこで説いているものの本質が何かを見つける。実は簡単なようで簡単ではない
頭の中の整理も重要だしそれを言語化するのも。更にやってみると分かるが相手に伝わるようにするにはもっと難しい

そして第11章を一文で表すとどうなるか?
第11章では一貫した勝者であるための思考の作り方の話
だと思う。
勝者

プロゴルファーは自分のことをプロゴルファーになりたいとは思わないし、練習を重ねる中でも本番中でも一貫して自分はプロゴルファーであると一貫していると思う
プロ野球選手でも、プロテニスプレイヤーでも、プロ雀士でも、将棋のプロでも同じことが言える。
そして彼らは試合では自分のやってきたことを実行するだけで、そこに雑念はなく勝っても負けてもそれを事実として受け止める。最初から負けるかもしれないなんて考えて試合するプロはいないと思う

投資、投機の世界ではどうだろうか?
多くの人が自分はプロトレーダーになりたいと願っているし、そうなるために日々勉強を重ねているし、もしくはいらぬインジケーターや教材を買っているかもしれない。
何をもってプロトレーダーなのか?線引きがないのがこの世界もちろん投資会社などにはいれば、それは一般的にはプロだが、入りたての新人がプロかというと違うと思う。
実はプロトレーダーと名乗ればそうなれる世界でもある。
ではその中で本物のプロトレーダーといえるためには何をするべきなのか?
一瞬で数億稼げることなのか?

本書では一貫して勝者であることを説いている。

一貫した勝者とは
先に説明したプロ選手たちの様に、そのトレードする行動に対していつも一定で、
マーケットの発した優位性を認知して淡々とトレードし、
1つ1つの勝ち負けではなく総合的に勝ちトレードを収めていく者だ。
勝者2

このことは既に第1章から第10章まで読んでいる人であれば理解できることだと思う。

そしてそうなるためには3段階の発達プロセスが必要だと書かれている。
第一段階は機械的
第二段階は主観的
第三段階は直感的

機械的段階売買技術となっているが、多くの人がここで止まっていて、ここで終わっていくものだと自分は思う。テクニカル、ファンダその他の売買技術、多く存在していてトレードするために避けて通れないもの。しかしそれをちゃんと使えていない。
自分の中にある、期待や恐怖がそれだけ優れた売買システムだろうが結果的にゆがめてしまう。
よくあるパターンとして、ここから価格が上がるとシグナルが出ているが負けた記憶から見送ってしまい、結果的に価格は上昇してしまうなど。
数を重ねると負けが膨らみ退場ということもあるだろう。

主観的段階は自分の思想・発言・行動に注目することからはじまるもの。それはなぜか?
トレーダーとしての思考・発言・行動はすべてが、心のシステムにある信念に影響し、その信念を増強してしまうからだ。これまでの章でも信念に関する力の影響力は多くあったが、結局は過去のミストレードに引っ張られる経験を(恐怖、不安)を非活性化しなければ必ず大きな障壁となる。自分を理解し信念をコントロールする上でしっかりと5つの根本的真実を意識しなければならない。
5つの根本的真実のブログ

本の中で面白い文章がある。
ミスを認めない傾向が人類全体にかなり蔓延していて、人間の本質的性格であると確信している人がいるほどだ。

ミスをしても、何であろうと、自分を信頼するということが必要だ
このことは重要で本でも数ページで書かれている。P293~304
そこに書かれていることを認知して初めて次の直感的段階につながるのだが、直感的な部分は是非本の流れで理解してほしい。ちゃんと読み解ければなるほどと思えるもの。

重要なポイントを書き出すと一貫した勝者である7つのことだろう。
本を引用させてもらうと
1 私は自分の優位性を客観的に確認している。
2 私はすべてのトレードでリスクを前もって決めている。
3 私は完璧にリスクを受け入れている。あるいはトレードを見切ることをいとわない。
4 私は疑念も躊躇もなく自分の優位性に従う。
5 私はマーケットが可能にしてくれた勝ちトレードから利益をつかみ取る。
6 私はミスを犯すことへの自分の対応を継続的に監視している。
7 私はこうした一貫した成功の原理の絶対的必要性を理解している。したがってけっしてそれをやぶらない。

上記は一貫性の7つの原理とされている。自分を客観視するのに必要な事項だ。

本の最後にはその習得をするための方法が紹介されている。
カジノ的優位性を用いたトレードと書かれている。
これは自分の勝ちパターンを明確にし、確率的観点から一貫した勝者になる方法を定義しているものだが、細かくは本を読んで実際に実行するのが良いだろう。内容は実験的トレードだが、多分このようにトレードする機会はそう思わなければ後にも先にも無いと思うので。
自分は過去にポジ病についてのブログを書いたことがあるが、そこに書いていることとも精通すると思っている。ポジ病が起こるのも信念の影響からと考えると納得がいく。
学びの雑談 ポジ病

カジノ的優位性を用いたトレードだが、本の中で3つのポイントが書かれている
1 本当に勝算をもたらす優位性がある。
2 適当な姿勢(5つの根本的真実)でトレードについて考えられる。
3 一連のトレードで一貫してすべきことをすべてしている。

これらに
ついてはゾーンを読み進めていれば、既に理解できる人もいると思う。
確率的観点から利益を生むカジノの考え方は、確かにトレードでも有効に考えれるもの。
しかしそのためには信念をコントロールしトレーダ的思考を身に着け機会を見つけ、
直感的にその優位性に行動しなければならない

自分としてはIB証券のペーパートレードはおすすめだ。
TWSという売買ソフトを使用するのだが、最初は実に使いにくいが、慣れてしまえば実際の市場でテストでトレードできるのがいいポイントだ。もちろんそこには恐怖心など無いので、実際にお金を使うこととの精神的負担量は違ってくるのでその点は注意が必要だ。
Interactive Brokers

これまでゾーンを深読みするために各章ごとにポイントとなる部分をまとめてきたが、
自分がこのブログでまとめてみた様に、それぞれでもこの本を解読するべきであると考えている
心理学というだけあってとても奥が深く、トレード的思考は他でも使えるものだ
そして読むたびに新たな発見をもたらしてくれるのもこの本の良いところで、一度読んだだけでは絶対に得られないものもある経験を積んで改めて読むこともお勧めする本だ
ネット上に多く存在する一貫して勝っていると言っているトレーダーたち、
それが本物なのか、偽物なのかも実は分かってくるそんな面白い技術も身に付く

ではではゾーンシリーズこれにて終了となる。
またいつの日か経験をもっと積んだところでゾーンに触れてみたいとも考えている
そして何かそのような場があればだがゾーンについて是非意見交換してみたいと願っている

ぬぅさん

nuuinvestor.com

ライブドアショックでやられて投資をやめていたが、2020年より再度もう勉強の末に投資家として復活!今は米株オプションを中心に、米株、FXをやってます!

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