どうもぬぅです
本日は久々のTWSの使い方
これまでオプションの合成ポジションについて書いてきたことがあったが、
TWSではその合成ポジションをセットで注文することができる機能がある
コンボ注文だ
最初に合成ポジションとは何かを、Wikiからご紹介しよう
自分も使ったことないものももちろんある。
合成ポジションとはオプション特有のエントリー方法ともいえる
※同種類のオプションを異限月や異権利行使価格で組み合わせる戦略。
バーチカル・スプレッド
同じ限月で権利行使価格の異なるコールの売りと買い、プットの売りと買いのポジション。-
- デビットスプレッド
- ATMに近いコールの買いと遠いコールの売りを組み合わせる。プットについても同様。基本的に前者は相場上昇で、後者は相場下落で利益になるが、利益・損失ともに限定される。
- クレジットスプレッド
- ATMに近いコールの売りと遠いコールの買いを組み合わせる。プットについても同様。基本的に前者は相場下落で、後者は相場上昇で利益になるが、利益・損失ともに限定される。
- レシオスプレッド
- デビットスプレッドでATMから遠めのコールまたはプットを、近めのものより2倍以上枚数を多く売る戦略。コールレシオスプレッドの場合、相場がほどほどに上昇した場合利益となるが、行き過ぎた上昇は逆に損失となる。いっぽう相場が横横ないし下落した場合の損益は当初の(売りの受取額)-(買いの支払額)となる。利益限定で損失無限大。
- バックスプレッド
- クレジットスプレッドでATMから遠めのコールまたはプットを、近めのものより2倍以上枚数を多く買う戦略。プットバックスプレッドの場合、原資産がほどほどに下落し、IV上昇によりガンマロングにならない場合損失となるが、行き過ぎた下落によりIVが暴騰し、ポジション全体でガンマロングとなるまたはIV×ベガ分の利益が得られた場合は利益になる。いっぽう原資産が横横ないし上昇した場合の損益は当初の(売りの受取額)-(買いの支払額)である。利益無限大で損失限定。
ホリゾンタル・スプレッド
権利行使価格が同じで、限月が異なるオプションの買と売りを組み合わせるポジション。-
- カレンダー・スプレッド
- 期先のオプションを買い、期近のオプションを売る。タイム・ディケイの違いを利用してセータを取る。または、高い期近のIVを売り、低い期先のIVを買うことによりIV間のサヤをとる戦略である。
- リバース・カレンダー・スプレッド
- 期近のオプションを買い、期先のオプションを売る。
ダイアゴナル・スプレッド
異限月・異権
利行使価格のオプションを組み合わせたスプレッドである。という感じで、実は合成ポジションはたくさん存在していて、
まだ上記に書かれてないものもある。いろいろと調べてみると面白い
そしてマーケットの状況を見て戦略を変えていくのも一つの手だでは上記のようなコンボ注文はどこでするのか?
以下、TWSのトップ画面を見てみよう上部のアイコンメニューの中にコンボという表記がある。
これがコンボ注文を作るためのボタンだもし探しても無ければ、以下の様に追加できるので探してみよう。
ちなみに、コンボ注文とはポジションを組み合わせるためのもので、
手動でそれぞれのポジションを持つことによって同じことができる。
利点としては一回の取引で成立する、一回の注文で売り買いできるということで
単体ポジションを持った時の様なリスクは軽減される。早速作ってみよう
下のリストの中からコンボ注文したい銘柄を選択し、コンボボタンを押す
以下の様な画面が現れるので中を見てみよう
※トップ画面は自分のやりやすいようにカスタマイズしている状態なので、皆さんと違う①はコンボメニューとなるが、かなりの量がありすべて使いこなす人はいないと思う。
自分も基本的にバーティカルスプレッドしか使用しない。②は限月、コールプットの選択、売り買いの選択などをやっていく場所
ストライク買いと売りの選択だが、コールとプットでは選択が逆になる特性がある。
コールはそのまま買いは買い、売りは売りの状態だが、
プットの場合は買いは売り、売りは買いの状態となるので注意が必要。ポイントスプレッドは基本使わないので割愛する。
③は売り買いの比率を変えるときに使用するもので、バッグスプレッドなどの
注文量の差を仕掛ける時にしか使用しない。以下はプットのクレジットスプレッドを注文する際の選択例だ
プットのクレジットスプレッドの例となる
7月9日 SQ
プット売り 265
プット買い 255
上記に書いたようにプットの場合は売りと買いの考え方が反対となるちゃんと注文選択ができていると、右側の赤枠で囲った部分に合成注文のリストが表示される。
後はそれを選択して追加ボタンを押すだけである最終的に確認で以下の様な画面が出てくる。
確認するべきポイントは、売り戦略か買い戦略で変わってくるが、
To Buy 1
To Sell 1
の部分を確認してほしい。プットの合成ポジションの売り戦略であれば、To Sell 1を確認するわけだが、
権利行使価格に近い方を売って、遠い方を買うことを示しているTop画面の方にも以下の様にコンボ表記がされる。
ベア・スプレッドと表記されそこからエントリーすることとなる。本日の内容は結構ハードな内容かと思う。
合成ポジション、TWSの基礎を知らないと一体何のことだか?となると思うので、
少し中級~上級者向きのTWSの使い方でした兎にも角にも、まずは触ってみることが一番大切
触らないと覚えれないからねではでは
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