
どうもぬぅです
今日はギリシャ指標の続き
前回の内容は把握できているだろうか?
※見てない人はこちら
最初におさらいから
デルタ 権利行使価格に影響する数値(株価の変動)
ガンマ 権利行使価格に間接的に影響する数値(デルタ値の変動)
ベガ IVに影響する数値(IVの変動)
セータ 時間価値に影響する数値(時間価値の減少)
上記かなり短くコンパクトにまとめているので、分からない人は前回のブログを
もう一度読んでみてくれ
そしてこれらは計算式の名称と伝えたが、今日はその計算を具体的に
説明してみるので以下読み進めよう
まずはコールオプションでやってみる。
計算の設定に使うのは日経225とする。
・日経平均現在の価格は28000円とする。
・日経平均の変動が3日後に300円プラスに動いた場合の計算する。
・その際にIVが1%低くなる
・オプションプレミアム価格は10円とする。
※日経225のレバレッジは1000倍なので、今回の数字は小さいがそのことを忘れずに
・現在の株価28000円から提供されているギリシャ指標の数値
デルタ:0.04
ガンマ:0.0001
ベガ :6
セータ:-1
①デルタ
日経平均の変動幅 × デルタ = コールの値段の変動
300 × 0.04 = 12円
②ガンマ
日経平均の変動幅の2乗 × ガンマ ÷ 2 = デルタから受けたコールの増幅量
(300 × 300)× 0.0001 ÷ 2 = 4.5円
③ベガ
IVの変化幅 × ベガ = コールの値段の変化量
-1% × 6 = -6円
④セータ
経過日数 × セータ = コールの減価量
3日 × -1 = -3円
元の値段が10円、①~④をすべて合わせると
10円 + 12円 + 4.5円 - 6円 - 3円 = 17.5円
3日後日経平均が300円上昇すると7.5円プレミアムが高くなるということだ!
仮にコールオプションを買っておけば、売却することで7.5円の差額が利益となる。
売ってた場合はこの時点では買い戻すことを考えると損になる。
ちなみにデルタガンマなどの数字をIB証券以外で探そうとすると、
なかなか出てこないと思う。説明はたくさん出てくるが、数値の提供は少ない。
以下はSBIの注文画面で、現在価格に対してのギリシャ指標は見れる。
実際情報が出てこないくらい、なかなか使わないし、使いこなすのも大変だろう。
各社シミュレーションツールなど提供しており、
それらを活用することによってギリシャ指標を間接的に使うことが多い。
※ちなみに上記のように公式になってるので、エクセル得意な人だとすぐ作れるね
せっかくなのでもう少し
次はプットの場合を書いてみよう変更した点は赤にしたある。
・日経平均現在の価格は28000円とする。
・日経平均の変動が3日後に300円マイナスに動いた場合の計算する。
・その際にIVが5%高くなる
・オプションプレミアム価格は10円とする。
※日経225のレバレッジは1000倍なので、今回の数字は小さいがそのことを忘れずに
・現在の株価28000円から提供されているギリシャ指標の数値
デルタ:0.04
ガンマ:0.0001
ベガ :6
セータ:-1
デルタ
-300 × 0.04 = -12円
ガンマ
(ー300 × ー300) × 0.0001 ÷ 2 = ー4.5円
ベガ
5% × 6 = 30円
セータ
3日 × -1 = -3円
10円 - 12円 - 4.5円 + 30円 -3円 = 23.5円
上記は日経平均が下落したことによって、IVが上昇した場合のことを示している。
10円だったオプション価格が、倍以上に値段が跳ね上がったことがわかる。
プット売りを仕掛けてたらこの時点で、
135000円分の含損が発生しているのが分かる。(上記の計算上)
この様に、
今のプレミアム価格がどの様に変化するのかを調べるためにギリシャ指標は使われることが多い。
何も知らずに買うよりもどのくらいのリスクがあるのかは把握したいものだ
以下はSBIのシミュレーションツール。
指定価格で取引した場合にどうなるのかを計算できるもの。
これのメインとしての役割は証拠金の確認となる。以下の計算だと証拠金は94000円。
残念ながらSBIで口座開設しなければ使えない。
ログイン➡右のメニュー項?
??から先物・オプション➡分析ツール➡SPANシミュレータ
この2日間、人の興味が薄れることをネタにブログを書いてみた。
半分は自分でも理解を深めるためなので、書いてて誰が読んでくれるか?
なんて思ってる。
ではでは
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