
どうもぬぅです
TWSの基本的な使い方理解できたかな?
もしまだの人は、以下の3つは操作をするうえで必要な知識なので
① プラットフォーム(基本操作)
② オプショントレーダー(発注)
③ ポジションとクローズ(決済)
今日は実践パートと称して、
オプションのポジションをどう持つべきかを解説しよう
オプションをやるうえではかなり有益な情報だとおもう
まず過去の記事をピックするが、読んでない人は一度目を通してほしい。
オプション取引とは?の応用編① 売り
オプション取引とは?の応用編② リスク
オプション取引とは?の応用編③ 合成ポジション
上記オプション取引の応用編①~③で答えは書いてあるのだが、
経験のない人へ、ぜひやってもらいたいやり方だ
プット売りポジションを、
しかるべきタイミングで、
現在価格より遠いものを、
リスクを最小限に抑えて、
価格差で利益を上げる
というものだ。
今日紹介するのはプットを使ったクレジットスプレッドという手法となる。
おさらいでオプションを売るという行為だが
コール、プット共に売る側のリスクは権利行使されたときに多大な損失が出る
これが注意点だ。
そしてオプションで一番稼げる手法が
ネイキッド売りという売り戦略となるが、これは上記に書かれている様にリスク大の取引となる。
コロナ暴落で退場になった人たちの多くはこの取引が原因ではないかと。
それでは応用編③にあることを今一度説明しよう。
リスクある売りポジションを
リスク回避するために買いのポジションと同時に持つ。
応用編③をしっかり読んでほしいのだが
基本はプットを売る行為(ネイキッド)、そこに、下落用保険としてプット買いを仕込む。
これがクレジットスプレッド手法だ
例えば
株価230ドルのA社を取引することに。
プット売りを仕掛ける
180ドル プットオプション売り 価格3ドル 10枚
のポジションを持ったとする。
仮に230ドルが100ドルまで株価が大暴落したとすると、この時の損失は単純計算で
180ドルー100ドル=80ドル
80ドル×100倍(米株レバレッジ)×10枚=80,000ドル
80,000ー最初に売った3ドル×10枚=79,700ドルの損失確定
このように大きく値が下げたときにかなり危険なのだ
では保険の買いを仕込んでおいた場合はどうか?
180ドルのすぐ下の価格、170ドルのプット買いを価格1.5ドルで10枚
上記の様に価格が100ドルに下がったとき、価格差である70ドルで
70ドル×100倍×10枚=70,000ドル
最初に1.5ドルで10枚のオプションを買った状態なので、69,850ドルの利益。
それぞれを足すと、下落が起きたにもかかわらず
約10,000ドルの損失で終わることになる
これが保険の力だ
ではマイナスな事ばかりだと意味がないので、利益を考えてみよう。
すごく簡単だ。
3ドルで売って、1.5ドルの保険を掛けたとすると差額の1.5ドルが利益
1.5ドル×100倍×10枚=1500ドルが最大の利益となる。
あれ?
損失に比べて利益少ない?
と思ったかもしれない
さてここからがクレジットスプレッドのすばらしところとなる。
単純に勝率が9割だとするとどうだろう?
そんな勝率あるわけないというかもしれない。
そんな優位性あるはずがないと。
上に書いている
しかるべきタイミング
これが重要なのだ。
タイミングとは?そう、もう読んでくれてる人にはわかると思うが、
インプライドボラティリティーが上がってるときにやるだ
上記の例を使って説明しよう。
普段上記のオプション価格は
100円のプット売り0.5ドル
90円のプット買い0.4ドル
このような状態で、取引しても何もうまみが無いのがわかると思う。
オプション価格差0.1ドルをリスク持って取りに行ってまで取引する価値はない。
上記の様にオプション価格が大きく上がったときに仕掛けるのだ。
そして大きく上がる要素は株価の下落時など市場に動揺が走った時になる。
同じ、100円と90円でもオプション価格が値上がりして、そこにチャンスが生まれる
そして他にもメリットはある
・株価が下落してIVが高くなっている状態、IVがさらに上昇する可能性は低くなる。
・株価が下落しているので反発する可能性が高くなる。
・オプション価格が上昇したところを売買するので、現在の株価よりもなるべく遠くを仕込むことによって、ITMの可能性が低くなる。
・SQまでの期間に猶予を持たせているので、IVが落ち着くのをしっかり待てる。
ちなみにこれが全部崩れたのがコロナ暴落なので、絶対はないということをしっかり認識してほしい
それではクレジッドスプレッドのおさらい
+アルファも含める
・株価が下落してIVが上昇した時。
・現在価格よりなるべく遠くのプットオプションを仕掛ける。(ITM回避)
・売り買いの価格差を利用して利益を出す。
・なるべく低い価格(権利行使)を売って、そのさらにそれより安い価格を買う。(保険)
・IVが上昇したからとすぐに飛び乗らずしっかり状況確認
・市場が落ち着いてIVが落ち着いた時、SQに迫った時など、利益が出ていれば8割でも良いのでさっさと利確。
多分書き出しただけでは理解できないと思うので、
毎度お伝えするが、ペーパートレーディングでしっかり予習して見よう
※上で書いているが、クレジットスプレッドは最大利益と最大損失が計算できる。
上の例を見てその計算方法も習得しよう。簡単な掛け算、足し算、引き算だ!
ではでは
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