
どうもぬぅです
本日はIVの発生源を解説していく
前回の オプション取引とは? 応用編④ IVのPOWER を書いて、
IVがオプションに与える影響力の強さを説明した
まだ見てない人は見るように
ではこのIVがどのように発生するのか?
今回も最初に結論を書くが、市場の焦り、恐怖、高揚など投資家の心理が動いた時だ
投資家心理を表す最もポピュラーなものと言えば
VIX指数と言われる恐怖指数だ
上記はこの1年くらいのVIX指数のチャート
一番目立つのは、コロナでの株価大暴落が招いたときのVIXの跳ね上がりだ。
85という数字を出したが、過去に同じくらいの数値が出たは2008年リーマンショックの時
これがどれほどのものだったかがよくわかると思う
そして前回の記事にも書いているが、この暴落で大きく資産を失った人は多いと思う。
アメリカでは学生がオプションを仕掛けて、この大暴落で膨大な損失を抱えて自殺したなどのNEWSが出ていたのを覚えている
右に行くと跳ね上がりは小さいが、市場の動きがあった節目でVIXが上がっているのがわかる。
少し読みにくいが、全て市場が下落をしているときに発生しているのがわかるだろうか?
そうこの市場の下落による混乱が、IVの発生の源であり、POWERとなる糧なのだ
ヤバい!売らないといけない!
値段が下がった買わないといけない!
追証が来る前に逃げないといけない!
ポジションが崩れたのでナンピン入れないといけない!
投資家の心理は様々だと思うが、突然に発生した予期せぬ事態に焦って動くことで、市場のボラティリティが格段に上がっていく。
もうわかる人がいると思うが、
市場のボラティリティが動くということは、もちろん個別銘柄である米株も動きがある。
売られるものはとことん売られ、セクターによっては保身で買われ、売買の動きが活発になる。
これがIV発生のメカニズムだ
オプション取引とは? その5 と内容がかぶる部分もあるが非常に重要な個所なので
繰り返す部分は多々ある。
上記はVIXを元にIVの発生を書いてきたが、もちろん他にもそのポイントはある。
上記は最も代表的であり、影響のあるものなのでしっかり書いている
では書き出してみよう
・その銘柄のテクニカルが壊れる瞬間
・その銘柄に関わるNEWSが出た時
・その銘柄に関わる会社、市場、商品、その他影響のあるものに、大きな動きがあったとき
・その銘柄に注目が集まり出来高が増えた時
・中央銀行の発言
・経済指標
まだあるかもしれないが、自分はこのようなポイントがIVの発生するタイミングだと考えている
こう考えると
取引銘柄は3000以上ある米株、いろいろな要素でVIが発生する、
たくさんの取引チャンスがあると感じないだろうか?
たくさんあると書いたが、自分の決めたルールに従って進めるとその数は少なくなる。
しかし日経225オプションよりも圧倒的な数だ
それではこれまでのことも踏まえて応用+応用を書いてみる。
1 目当ての銘柄を決めて、株価が安定して伸びていた。
2 何等かのNEWSが流れ、目当ての銘柄の株価が下落を始めた。
3 目当ての銘柄のIVが上昇してきたので、オプション価格を確認した。
4 ITMしない権利行使価格のプットオプションの値上がりを確認、それを売った。
5 上記の売ったポジションに対して、リスクヘッジをかけるために売りポジションよりも下のポジションを買った。
これが自分がメインでやっているオプション取引の手法である
実際に手の内を明かしているのは、ここまで来れる人がホントに少ないと思うからだ。
色々な不活性化させる要素が、やろうと思う心をへし折ると思う。
しかし是非そんな負たる要素を乗り越えて、オプションの面白さに目覚めてほしい。
もちろんこの時点では何のことやらわからないと思うが、
過去の基礎、応用を何度も読んで
できれば実践での挑戦に早々動いてほしい
ではでは本日はここまで
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