
どうもぬぅです!
引き続きオプション取引のシンプルな説明をやっていきます
先に以下のブログ記事を読んでください!
順番に理解しないとついていけなくなるので
では本日のアジェンダ【プット】
前回コールをわかりやすく説明したかと思うが、単純に逆の考えであるのがプットオプション。
下は少し難しく聞こえるかもしれないが、
コールは買いで今の価格より上の価格を取引するイメージ
プットは売りで今の価格より下の価格を取引するイメージ
単純に書いているがイメージはこういう事。
プットの利益、損益の考え方を以下まとめてみよう。
①プットを買うとは?
期限の来た未来で、決められた金額で売る権利を買うということ。
今?になってると思うので、恒例のリンゴで例える
Q①1000円のプットオプションプレミアムチケットを、100円で買う。
Q②今は1000円のリンゴが、6月の期限が来た時に500円になる。
あなたはどんな時でも1000円でリンゴを売る権利を持っている。それが①のプレミアムチケット1000円だったリンゴが6月になって暴落して500円になった
でもプレミアムチケットを持っているので500円でリンゴを仕入れて、1000円で売ることができるのだ
ー500円(仕入れ)+1000円(プレミアム価格で売る)-100円(チケット)
利益は400円となる
そしてコールと同じく、
リンゴが仮に暴騰して1500円などチケットよりも高くなった時は、そのチケット(権利)を捨てるだけで損益を最低に押さえれる
プット買って
ロング↗は損益、ショート↘は利益
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では逆にプットを売るとはどうだろう?
もうここまで来れば創造できるのでは
プットの売りは、ものの価値が上がれば利益となり、下がれば損益となる。
早速リンゴで例えてみよう
Q①1000円のプットオプションプレミアムチケットを、100円で売った。
Q②今は1000円のリンゴが、6月の期限が来た時に500円になる。
①はチケットを売ったので、そのチケット代100円がこの時に手に入り利益となる
しかし6月になったときにリンゴが暴落して500円になったことで、チケットを売った相手が1000円でリンゴを売ることに。。。
今のリンゴの価値は500円。そう、ここに500円の価格差があるのだが、この穴埋めをする支払い責任をチケットを売ったあなたが払わなければならないのが、売り手の義務なのだ
これを権利行使義務という
1000円で仕入れて、市場価格の500円でリンゴを売ることになる。。。
-1000円(権利行使仕入れ)+500円(売却)+100円(チケット代)
損益はー400円
ここもコールと同様だが、仮に価格が下がれば下がるほど損益は増える。
実際は有限ではあるが、一般的には損益無限大という考えなのだ
プット売って
ロング↗は利益、ショート↘は損益
リンゴの価格が期限時に値上がりするとプット売りはどうなるか?
チケットを売った相手は値段が上がると、チケットの破棄してしまいます
単純に考えると相手が売る権利を放棄した場合は、最初に取引したチケット代の100円が利益ということになる。これが売り手の利益となり、利益限定といわれる理由である。
プットのまとめ
プット買い
利益は無限大で、損益限定(実質チケット代のみ)
プット売り
利益は限定で、損益無限大(実際は商品価値が0になれば終了)
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その2でコールの説明、その3でプットの説明をやってきたが、
よくよく考えてみるとプットの売りはうまみなし、コールでの取引の方がいい!と思うのが当然の流れかと思う
参考書を読んでもコール戦略が多く、プットを推奨しているものは少ない。
しかし実際には、そうでもない。
なぜかというと、オプション取引のチケット価格を決める手段として、
【時間価値】と【インプライドボラティリティ】というものが存在し、
これがチケット価格に大きく影響するからだ。
これまでは分かりやすく説明するためにチケット代を100円としてきたが、次回は【時間価値】に触れて記事を書いていこうと思う。時間がこのチケット代を変化させるというものだ
ではでは
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